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『農家と漁師の台所 北海道レストラン』はその名の通り、北海道の旨いものを心ゆくまで楽しめるお店だ。ゆっくりと寛げる広々とした店内には、掘りごたつ席もあり、ファミリーレストランの雰囲気もあわせもっている。居酒屋でありながらレストランと店名についているのは、さまざまな世代の人に楽しんでほしいという気持ちの表れと、料理にも力を入れている証拠なのだろう。
北海道内の各漁港から旬の素材を厳選して仕入れているそうで、お肉や野菜も道産の新鮮なものを多く使用しているという。北海道真狩村「金丸農園」自慢のじゃがいもや「オホーツク産」タラバ蟹など、気になる食材がてんこ盛り。
特に、年間通してリーズナブルに食べられる「厚岸産殻付き生かき(1個100円税抜)」は大人気だそう。創業15年のお付き合いだからこそのスペシャル価格!!こんなに安くていいのかと心配になってしまう。レモンをキュッとしぼってひと口でパクリ。ぷるぷるしていて磯の香りとエキスが口いっぱいに広がる。この値段でこんなに美味しいなんて信じられない。飽きるくらい食べたい!
「北海道の定番ザンギ~鶏の唐揚げ~(580円税抜)」は、北海道の形をしたお皿に盛り付けられていて、THE北海道な一品。ポン酢とみりんとお酒を煮詰めたソースがかかっていて、カリッと揚がった衣はザクザクと食べ応え抜群。濃い目の味付けでビールにピッタリだ。
「ほくほくじゃがバター漁師のいか塩辛のせ(580円税抜)」は、目の前で削りバターをたっぷりとかけてくれるパフォーマンスが嬉しい。熱々のじゃがいもはホクホクしていて、塩辛と一緒に食べることで芋の甘さがより引き立っているように感じる。じゃがバターと塩辛が合うなんて、誰が想像しただろうか。最初に発見した人は表彰ものだ。
「オホーツク帆立3種3枚焼き(580円税抜)」は青のり・バター醤油・トマトソースの3種で楽しむ。ホタテの貝殻を器にした見た目もオシャレで、和にも洋にも変化するホタテの安定した旨さに深くうなずく。
「ズワイ蟹の甲羅でグラタン(680円税抜)」は、いくらがポンっと乗っていてより一層豪華に見える。まったりクリーミーな味わいの中に、しっかり蟹の身も入っていて、贅沢感が増す。
「イカとイカゴロの野菜炒め(780円税抜)」は、一見すると何の変哲もないように思えるが、予想以上にやわらかいイカと野菜の甘みが合わさって止まらない美味しさ。お酒好きにはたまらない。
「少し大きめの蟹クリームコロッケ(1個280円税抜)」は、ひと口かじると蟹の風味が広がり、サクサクした衣の中からとろりとなめらかで濃厚なクリームが溢れ出る。やはりコロッケは揚げたてに限る。
「サーモンいくら丼(1,080円税抜)」はキレイなオレンジ色をしたサーモンと鮮やかなイクラがすき間なく乗っていて華やかだ。飲んだ後にちょうどいいサイズの丼なので、ペロッと食べられる。
メニューが豊富でついつい頼みすぎてしまうが、わざわざ北海道に行かずともここで北海道を丸ごと味わえるなんてラッキーだ。思う存分北海道を堪能させていただいた。