カジュアルに極上のワインを楽しむ
『 銀座酒場 Bouquet 』
南町通りから入った仙台銀座のなかに
ひと際お洒落なお店を発見!
さっそく店内に入ると、趣のあるアンティーク家具で
まとめられていて落ち着いた雰囲気。
「 ワインに詳しくないから 」なんて心配ご無用。
なぜならワイン愛に溢れた女性ソムリエがいるから。
初心者でも分かるように、具体的かつやさしく
ワインの魅力を教えてくれる。
それはワインメニューにもはっきりと表れていて、
ワイン選びには困らない。
白ワインは、チリのシャルドネ。パワフルで飲みごたえあり。
「 口をパッと言ってひらくとナッツの香りがしますよ。」
それを探しあてたときの喜びこそ、ワインの楽しさなのかもしれない。
赤ワインは、スペインのラヤ。果実味も酸味も感じるやわらかい味で
これまたお肉料理に合いそうだ。
お通しは、夏野菜のトマト煮。「 美味しい~! 」
どこまでも優しい味付けに思わず笑みがこぼれる。
存在感のある可愛いメニューイラストに
目と心を奪われたわたしたちは
「 ブーケ三大メニュー 」を注文することに。
「 激旨ブロッコリー 」このネーミング、
確かな自信を感じさせる。アンチョビの塩気と
ガーリックが効いていてピリッ。
ふだん脇役のブロッコリーが、堂々と主役級の
はたらきをしているそんな逸品である。
次に「 大きなエビのアヒージョ 」
グツグツ熱々のオイルの中には、
大ぶりのぷりっぷりのエビがごろっと6つ。
ハフハフ言いながら一口で食す。口いっぱいに
ガーリックのいい香りが広がる。「 ん~!たまらん! 」
旨みの秘密は、細かく刻んだ生ハムを一緒に煮込むこと。
一段と旨みがアップしたオリーブオイル、
今度はフランスパンをひたひたと浸し、存分に味わった。
これはサプライズとでも言うべきか。
いい意味で裏切られた。「 幻の仔牛のソーセージ 」。
「 はて?まぼろしとは? 」そこに現れたのは、
想像とはかけ離れた白いソーセージ。
「 なんてやわらか! 」ふんわりした口あたりに、
パセリ、クミンなどのハーブが豊かに香る。
そして、やっぱり不動の一番人気は外せない。
帝国ホテル直伝、濃密なデミグラスソースの「 タンシチュー 」。
2つの皿に分けて運ばれてくる心遣いに胸打たれるも、
さらにそのボリュームにガツンとやられた。トロトロと柔らかく
にんじん、ブロッコリー、ポテトの付け合わせの彩りも実に鮮やか。
お客様を喜ばせたいをカタチにすると
こうなるのかとずっと感心させられっぱなし。
これぞプロフェッショナルのなせる技なのだろう。
店の外まで笑顔で見送ってくれる姿に
わたしたちの心が感動で満たされたのは言うまでもない。
■SHOP DATA
【店名】銀座酒場 Bouquet
【営業時間】17:00〜24:00
【定休日】 日曜日・祝日日
【TEL】 022-224-0480
【住所】宮城県仙台市青葉区中央3-10-3 中央ビル1F