2017年4月27日、
大町2丁目に突如現れた漢方和牛を存分に味わえると話題の
大人の隠れ家的和風居酒屋にやってきた。
黒を基調とした落ち着いた雰囲気の店内。
一階のカウンターでは漢方和牛焼膳コース(5.000円)を、
二階では鍋膳コース(8.000円)を頂けるとのこと。
単品での注文も可能だが、
今宵、わたしたちは二階席の鍋膳コースを楽しむことに!
料理に合うお酒として、漢方堆肥を使った「漢方米」で
出来ているお酒「 院殿 」をおススメされた。
口当たりは優しく飲みやすく、甘みが凝縮されていて
まるで甘酒のようだ。
いよいよ、鍋膳コースのはじまり。
先付けの【 彩り野菜 】は、トマト、パプリカ、にんじんなどの
カラフルな野菜を、酒粕を使ったオリジナルの味噌ディップを
たっぷりつけていただく。シャキシャキした歯ごたえが美味しい。
低温調理したカブには、水分と旨みをぎゅっと閉じ込められている。
圧力なべで3時間以上煮込んだ牛スジ煮込みは、
やわらかいながらも肉の繊維も感じられ食べ応えがある。
しっかりと味が染みていて実に旨い。これだけでも
ご飯がどんどん進みそうだ。
漢方牛のお造りは、ローストビーフ、ハツ、レバーの3種類を
柚子胡椒、イタリア産の甘塩、醤油、ゴマ油などお好みでいただく。
これぞ漢方和牛、内臓のイヤな臭みがほとんど無い。
だからこそ、タレで誤魔化すことなく塩でシンプルに頂ける。
ここまで内臓を美味しく食べられるお店はそう無いだろう。
レバーはとても滑らかな舌触り、ローストビーフの弾力のある噛みごたえ、
食感の違いを思う存分楽しめるお造りとなっている。
ここで、期待のメイン料理「 牛鍋 」の登場だ。
なじみ深いすき焼きとは大きく異なる江戸甘味噌ベースの鍋である。
まず運ばれてきたのは、厚さ1.5cmほどのサイコロ状の牛肉!!
そのゴロッとした牛肉とともに新鮮なモツ、ネギや糸コンなどを
江戸甘味噌でグツグツ煮ていく。店員さんが目の前で
作ってくれ、抜群のタイミングでお皿に取り分けるという
嬉しいフルサービスでの提供だ。
「 おぉー!!お肉やわらかい! 」
火の通り具合も申し分なく、噛むほどに肉の旨みが広がる。
とろりと濃厚な味噌との相性はバツグンだ!
お次はモツ。脂がじゅわ~っと口の中で溶けていくのを実感!!
このクニュクニュした歯ごたえ、うん!旨い!
溶き卵にくぐらせると甘みがまろやかになって
そしてその旨みが溶け出たたまごをご飯にかければ
極上の卵かけごはんの出来上がり。
最後の最後まで牛鍋を味わい尽くし、最高の気分だ。
デザートは元ホテルの料理長が腕を振るったクレームブリュレ。
口どけなめらかなデザートにわたしたちの心までとろけてしまう。
最初から最後まで、最高の美味しさを提供してくれることに
心から感謝せずにはいられない。「 今度は牛焼コースを食べるぞ! 」と
満腹のお腹をさすりながらお店を後にした。
■SHOP DATA
【店名】大町二代目 幸五郎
【営業時間】17:00~24:00
【定休日】日曜日
【TEL】022-393-6104
【住所】宮城県仙台市青葉区大町2-8-1