名物は藁焼きということで、迷うことなく
「戻りカツオの藁焼きハーフ(1,280円)」を注文。
親指ほどの厚みのカツオは食べ応えあり。
これぞ男の料理、豪快だ。
そして、なんといっても、お料理を
運んでくれる店員さんの底抜けの明るさが最高だ。
思わずつられて笑ってしまう。
勾当台公園駅より徒歩3分、
藁焼きが名物の『伊達な居酒屋 赤猿』へやってきた。
店名の『赤猿』にはお酒の神様という意味もあるという。
これほど居酒屋にピッタリの名前があるだろうか。
店内は落ち着いた雰囲気で、カウンター席、テーブル席、
奥には趣のあるお座敷の個室もありゆったりと寛げそうだ。
さっそくカウンターに陣取り、
可愛いお猿さんが描かれたグラスで乾杯。
お通しの海鮮ユッケの程よい甘辛さがお酒に合う。
お次はカウンターに並んだおばんざいから、なすの揚げびたし(650円)をいただく。
とても落ち着く味でダシがしみしみで美味しい。
何やらお隣の席が賑わっている。
赤猿名物!日本酒を使った美酒鍋(1人前1280円/2人前~)が運ばれてきたようだ。なんと、このお鍋、水を一滴も使わず、日本酒100%だというから驚きだ!
店員さんがお鍋に着火するやいなや、一気に大きな炎が上がる。
「キャー! 」天井まで届きそうな炎に思わず声が出る。
これでアルコール分をしっかり飛ばすので、お酒が苦手な方も問題なく美味しく
いただける。
「赤猿サラダ(ハーフ500円/フル850円)」は、
胡麻ドレッシングに納豆という斬新な組み合わせが面白い。
他にも「モッツァレラチーズと32度豚の運命の出逢い(1280円)」や
「男のロマンちゃーしゅー(ハーフ980円/フル1,580円)」など、ネーミングがユニークな
お料理がメニューブックにズラリと並ぶ。自由な発想でオリジナルメニューを
創り上げているのがよく分かる。
『自分が行って楽しいお店を作りたい』と語るのは社長の大森さん。
働いているスタッフが、自身の休日に飲みに来るというから、
お店づくりは理想どおりに運んでいるといえるだろう。
このお店を愛してやまないスタッフ全員が一丸となって、
お客様を楽しませるために最高のパフォーマンスをしている。
働いている人が自ら楽しんでいるからこそ、このハッピーな雰囲気が店全体に広がり、
それがお客さんにも伝わっていくのだろう。
マニュアル一辺倒の接客ではない、いい意味でフリースタイルの接客が心地いい。
毎日通っても飽きないお店であることは、言うに及ばない。
■SHOP DATA
【店名】伊達前酒場 赤猿
【営業時間】月~木、日、祝日: 17:00~翌2:00
(料理L.O. 翌1:00 ドリンクL.O. 翌1:30)
金、土、祝前日: 17:00~翌5:00
(料理L.O. 翌4:00 ドリンクL.O. 翌4:30)
【TEL】022-398-3483