文化横丁を入ってすぐの所に『enji』はある。
白を基調とした外観はシンプルで実にお洒落だ。
上部には「enji」の文字の他に「1407」と数字が
掲げられているが、これはオープン日の7月14日
を表しているそう。
1階はカウンターのみ、2階にはテーブル席も
あるのでグループでも大丈夫。青と白で彩られ
た爽やかなカウンターにずらっと並んだワイン
のボトルが目を引く。
壁に貼られた手書きのメニューを眺め、本日のおすすめ料理をいただくことに。
まず頂くのは生ハム。その場で薄くカットして提供してくれる。
しっとりとした舌触りとしっかりした塩味。
これはワインを飲まずにはいられない。
お次は仙台せりとしゅんぎくのサラダを注文。お鍋の食材として人気の野菜だが、春菊をサラダでいただくのはこれが初めて。鮮やかな緑の山がドンと目の前に現れた。シャキシャキした歯ごたえは新鮮そのもの。ほのかな苦みと豊かな香りがクセになる。これは自宅でも是非トライしてみたい。
オリーブオイルがたっぷりかかった冷やしトマトもさっぱりしていて美味い。
白レバーの低温煮バルサミコ酢とエキストラバージンオイルは、とろとろとした食感と濃厚なうまみ。加熱具合が絶妙なのだろう。レバー好きにはたまらない逸品だ。バルサミコ酢との相性もGOOD!で、これもワインのお供にピッタリ。
白レバーのブリュレ(バケット付)は見た目がまるでデザートのよう。
レバーの独特な臭みは少なく、口当たりもなめらか濃厚クリーミー。
バケットにつけて食べても良し。
ゴルゴンバケットは、一口サイズのバケットにゴルゴンゾーラクリームソースがたっぷり。濃厚なソースがバケットによく絡んでいてチーズの味わい豊かで一度食べたらクセになる味。ワインが進む料理のラインナップにグラスを持つ手がとまらない。
外観も内装もお料理もすべてがオシャレな『enji』。ここに来れば何か楽しいことがありそうな予感がするから、どんどん人が集まってくるのだろう。お店でありながらホームパーティーのような雰囲気を味わえるのもまた魅力のひとつなのかもしれない。