養鶏場を営んでいる我妻さんは、自身が作った最高傑作の卵をより多くの人に味わって欲しいという強い想いを抱いていた。と同時に、観光地ではない場所にどうすれば人を呼び込めるか、また、新しい仕事を作り出せば雇用が生まれるのではないか、そんな想いを抱きながら、こだわりの卵を作り続けていたという。
そんななか、奥さまがその卵を使ってマヨネーズやプリンを作ったところ、まわりから「売って欲しい!」と大好評。その声に応えるカタチで直売所も兼ねたカフェ『corrot.(コロット)』をオープン。絶好のロケーションで、ゆったりとランチをいただく。
「とろとろ半熟たまごのオムハヤシ(サラダ・スープ付き)1,300円」は、なんといっても見た目がオシャレ。半熟たまごのとろとろ感がたまらない。スプーンですくって口いっぱいに頬張ると、ハヤシソースのきのこの香りとバターライスの香りが広がり、たまごの美味しさがさらにふくらむ。
「自家製トマトソースのオムライス(サラダ・スープ付き)1,100円」は、さわやかなトマトの酸味が、ふわとろたまごの甘みととてもマッチしていて、かためのケチャップライスとのバランスも絶妙だ。
「温玉乗せドライカレー(スープ付き)1,200円」は、野菜の甘みとスパイスの香りが口に広がり、半熟たまごを一緒に食べると、やさしい味わいに変化する。やはりカレーにたまごは外せない。
さらに「クリーミーマヨネーズトースト(550円)」も食べてみる。一般的にマヨネーズをパンに塗ると、油が多いためマヨネーズがパンにしみこんでしまうが、こちらのマヨネーズは、油少なめたまご多めなので、しっかりマヨネーズの層ができる。塗って焼いただけなのに笑っちゃうほど美味しい!
試行錯誤を繰り返したという「たまごたっぷりプリン(380円)」は、ざらつきが一切ないなめらかな舌触り。甘さは控えめだが、たっぷりたまごというだけあって、濃厚な旨みがある。隠し味に塩が入っているのも美味しさのヒミツだ。瓶に入っているのもまたお洒落で、お土産にも喜ばれる一品。