「こんなところにもつ鍋屋さん?」と思わず言いたくなる場所、国分町からも10分ほど離れた大町に『 もつ鍋 正時浪 』がある。重厚感のある扉と灯りのともった提灯の雰囲気が、すでに旨そうな雰囲気を醸し出している。
まずは、おススメの酢もつ(540円)をつまんでみる。もつ臭さが全然ないことに内心驚きつつ、メニュー表をじっくり眺める。
その中から気になる「焼きぎょーざ(6個594円)」と「カプサイシンキュウリ(410円)」をいただく。パリパリの羽付き餃子は予想以上にあっさりで、パクパクイケる美味しさ。キュウリは真っ赤な見た目とは異なり、マイルドな辛さだ。
さて、そろそろ看板メニューのもつ鍋をいただくことにしよう!注文は1テーブルにつき2人前から。味は、醤油味・塩味・味噌味・辛味噌味・もつすき・水炊きなど多数。ここはやっぱり一番人気の醤油味(一人前1,350円)をチョイス。
運ばれてきた鍋には、もつが隠れるくらいたっぷりのキャベツが!もつをキャベツで閉じ込めるという独特の作り方。ニラときくらげもたっぷり!!
食べ頃が分からないわたしたちのために、店員さんが「沸々としてきたら食べ頃です!」と優しく教えてくれる。
中からゴロゴロともつが顔を出す。熱々のスープを一口。
「ウマい!」
ニンニクのガツンとした香りもさることながら、天然昆布ダシにこだわった優しい甘みのある味がクセになる。添加物、保存料などは一切使用していないそう。もつも大きくぷりっぷりで、臭みは一切なし。このボリュームでこの価格とはコスパも最高だ。
自家製の赤大根のピクルス(432円)は、口直しにちょうどいいすっきりした酸味。口の中がリセットされ、一口目のもつ鍋の感動をもう一度味わえる気がする。
どんどん食べ進め、次第に具が乏しくなっても心配ご無用。トッピングの追加もオッケー!さっそく「しめじ・舞茸・どんこがたっぷりのきのこ盛り(432円)」と「仙台麩(271円)」をオーダーする。もつからでた旨みがたっぷりの出汁をたっぷり吸った仙台麩がこれまた絶品。
締めには、ちゃんぽん麺や熊本麺もありモツの旨みが溶けだしたコクのあるおつゆを最後の一滴まで楽しめる。
もつ鍋の本場は博多だが、仙台でも本場さながらのもつ鍋を楽しめるなんて最高だ。寒い冬にこそ食べたいもつ鍋をぜひ一度ご賞味いただきたい。
■SHOP DATA
【店名】 もつ鍋 正時浪
【営業時間】火〜金,土 ランチ 11:30〜14:00
火〜金,土,日 ディナー 17:30〜25:00
【定休日】 月曜
【TEL】 022-268-3739
【住所】 宮城県仙台市青葉区大町2-4-1