国分町入ってすぐの瀬戸勝ビル1F奥の奥に
『 洋式「旨」居酒屋・アナログガーデン 』はある。
奥の奥とはいえ、ビルの入り口にはパッと目を引く真っ赤な山が描かれたポスターが通行人の目を引く。心の赴くままに奥の奥へ進むと、お目当ての店にたどり着く。
ちょっとした隠れ家的な雰囲気が素敵だ。
入口に敷いてあるマットには、ブランド感を漂わせた「AG」のロゴマーク。
入店前からすでにカッコ良さ全開!
奥の奥のテーブル席に案内され、今度は壁に飾られている絵を見て「カッコイイね!」連発。はたして今日は何回「カッコイイ」と言うのだろう。
さっそくビールを注文する。お通しの「豚モモのハム」は、バルサミコ酢とオリーブオイルであっさりハムをインパクトのある味に仕上げている。うすはりグラスに注がれたビールはいつもに増してウマい。
ひと口飲んで落ち着いたところでメニュー表を開く。「和食?あれ、洋食??」と思うのも無理はない。お刺身や串焼きもありながら、トマト煮込みやハンバーグもあるのだから。
これが、本気の「旨い」を追求した、洋式居酒屋のカタチなのだ。
「ジャコチーズ(500円)」は、ちりめんじゃことクリームチーズの和え物で、クラッカーに乗せてパクリといただく。しっかりした濃い味付けで、これをちょびちょびつまみながらワイン数杯は軽くイケる。
揚げたての「名物!!ロースとんかつ(1,380円)」は油の良い香り。
かなりのボリューム感でがっつりランチを思わせる。
サクッとした衣といい、お肉の火の通し具合といい、専門店のクオリティ。身は固くなることなくしっとり柔らかく揚げられていて、肉の脂がじゅわっと口に広がり旨い。お肉の旨みを最大限に引き出している逸品だ。
すっきり爽やかな「自家製柚子ハチミツサワー(550円)」の入ったグラスをよく見ると、ある歌の詞が書いてある。懐かしい歌詞に話がはずみ、場が盛り上がる。ありそうでなかったこのアイディアにアラフォー女子は感心しきり。
サワーとともにいただくのは「ツナとトマトのおつまみピザ(720円)」。
カリッとした薄い生地に、チーズとプチトマトとツナがいいバランスで盛られている。
口の中に入れたときに非常に一体感のあるピザ。
まだ食事の途中ではあるが、デザートの「ティラミス(400円)」が気になって仕方が無いので食べてみることに。「わぁ!抹茶なのね!」抹茶好きの私にとってこれは嬉しい想定外。ひと口すくってみると、とろ~りやわらかいクリームチーズがスプーンからこぼれる。こんなにトロトロのやわらかいクリームは初めてで、まわりも驚くスピードで一気に完食してしまった。
他にも「いわしの西京味噌漬け焼き(1尾400円)」や「イカのトマト煮込み(680円)」も頂いたが、どれも想像以上の美味しさだった。
次回は、中毒者続出だという豚肉100%の柔らかハンバーグ「100トン・ハンバーグ(1,300円)をぜひとも食べたい。